しゅうまんです。4年生の最後の授業が終わりました。
今年の4年生は、一体感を強く感じるクラスでした。勉強するぞ!と心の中でそう思って指導をしていくと、子供たちも一緒になって向かっていってくれる。その気持ちがとても強かったのです。
もちろん、はじめからそうではありませんでした。
自信がなく前になかなか進めない子、考えることに慣れていなくて集中できない子もいました。
しかし、『できた。頑張った。』と感じる瞬間を何度も経験させていくと、自信に繋がっていき、勉強に意欲的に向かってゆくようになっていました。
4年生は、純粋で素直な子がほとんどです。
勉強をしなさいと強い口調で言っても、意識がないかぎりは難しいと考えています。
素直な4年生が、意欲的に向かってゆくようにするには、こちらから歩み寄るしかありません。
ただ勉強を教え。ただ宿題を渡してやってこい。
では、その子自身が勉強をしているではなく、勉強をさせられていることになってしまいます。
「塾内で勉強を頑張るぞ」と思える環境づくりが4年生では必要なことだと考えています。
熱心におはじめ計算をモリモリと頑張る子がいます。
しかし、入塾当初その子は勉強を熱心に向かってゆく子ではありませんでした。
友達とお話しすることは、ゲームやテレビのお話ばかりで勉強に対する意識は強くなかったのです。
けれども、毎週元気よく通ってゆく中で、その子の勉強に対する想いが変わっていました。
おはじめ計算をモリモリと進め。
授業中のプリントもモリモリと進めてゆく。
そして、塾に着いたら素早い動きで鞄からおはじめ計算を取り出し、やってきたぜ!という顔をして「しゅうまん丸つけて」と言います。しかも、計算を数問ではなく何十問も進めてあるプリントばかりでした。
先生に言われたからではなく、お父さんやお母さんに言われたからではなく。
その子がやり遂げたいと思って、お家で頑張って進めていたのです。
そして、最近その子が呟くように「学校の勉強よりも塾の勉強が楽しい」と言います。
勉強をさせられているからじゃない、自分で勉強している。だからこそ、その言葉が出てくると思えるのです。
4年生の皆さん。
2月から新5年生となります。本格的な受験勉強の内容となりますが、不安や恐れを感じる必要はありません。
わからないときはいつでも聞きに来て下さい。悩んでいるときはいつでも相談に来て下さい。
「頑張りたいと思える勉強を。頑張ったと言える勉強を。」
今まで以上にそう感じてもらえるように、新5年生と共に歩んでいきたいと思っています。
新5年生でお会いすることを楽しみに待っています。