モジャです。
子供というのは、時に突拍子もない答えを出してくる時があります。
常識にとらわれず、自由な発想をしてくるのです。
タイトルの「メガメーラー」は、メガソーラーの書き間違いらしいです。
「大規模な太陽光発電所を何というか」という問いに対して出てきました。
このメガメーラーを生み出した子は、ここ以外はほぼ満点解答。
その子も私も、忘れがたい出来事になりました。
本人も気に入ったのでしょうか、時々、「メガメーラー」と口にしています。
私も気に入っています。
昨日の出来事。
「オホーツク海沿岸に、冬から春先にかけて( )がおしよせてくるため、観光に訪れる人が多い」で、
( )に入る言葉を答えなさいという問題が出ました。
正解は流氷。
ですが、6年生の子が出した答えは、
中国人。
近年、中国や韓国からの旅行者が増えているというニュースを知っていたのか。
ずいぶん、とんちの効いたジョークです。
他にも、去年の国語で忘れられない問題がありました。
内容としては、ある5歳ぐらいの小さな女の子が親戚の家に遊びに行った時の話です。
大人たちの話が盛り上がり、子供は女の子ひとりだけで暇を持て余していました。
ふと庭に目を向けると、年上の10歳ぐらいの女の子が遊んでいるのが見えました。
小さな女の子は庭に出て、一緒に遊ぼうとしたのですけど、
少し人見知りなところがあって、声をかけられません。
そして、小さな女の子は、年上の子の気を引こうと彼女の真似をしだします。
年上の子は、突然現れた子が自分の真似をするのが面白くありません。
そのうち、小さな女の子が真似できないようなことがないかと辺りを見回します。
すると、そばに大きな木がありました。
年上の子は、これなら真似できないだろうと、その大きな木を登り始めます。
小さな女の子は、年上の子に一生懸命ついていきます。
そのうち、二人とも、木の上の方まで登ってしまいました。
もう先には登れないので、年上の子は、さっさと木を降りてしまいます。
ですが、小さな女の子は降りることができなくなってしまいました。
その様子を見た年上の子は、どこかに行ってしまいます。
ここで、問題が入ります。
「この年上の女の子は、何をしに行ったのでしょうか」という問題です。
正解は「小さな女の子を助けるために大人を呼びに行った」です。
文章の続きでも、年上の子が大人の手を引いて、木の下にやってくる様子が書かれていました。
それに対し、去年の子は、
「他の遊び相手を探しに行った」という答え。
私は、それが答えだった時を想像するように言いました。
すると、小さな子が高い木の上で困っているすぐ下で、楽しそうに遊ぶ年上の子たちという絵が出来上がります。
想像したら面白くなったのか、答えを書いた子も含めてみんなで大笑い。
「この子(年上の子)は、悪魔か」とツッコむと、さらに大笑い。
ただ、何事も経験になるもので、
国語の選択肢には、冷静に見ればおかしなものがあるということを知るきっかけになったようです。
それ以降は、記号選択の間違いがグッと減りました。
きっとメガメーラーの子も、二度と同じ間違いはしないでしょう。
今年度は始まったばかり
まだまだ迷作はうまれるのか。
怖くもあり、楽しみでもあります。