モジャです。
模試を終えて、
それぞれが自分自身の可能性や課題に気づき始め、
段々と各自の勉強や入試問題に取り組み始める子たちが出てきました。
わかりきったことかもしれませんが、
入試問題というのは、模試の問題とは違います。
それぞれの学校の出題の仕方というのもありますが、
一番の違いは問題の難易度です。
模試の場合は、下から上まで幅広い層の生徒が受けに受験しに来ます。
その子たちに差が、生まれるように作られた問題で出来ています。
ですが、実際の入試では、ある程度絞られた受験生が受けに来ます。
そのほとんどの生徒は、合格の可能性を持つ子たちです。
ましてや、合格者の上位を占める子たちは
より上の学校を目指す子たちで
受験にかける熱意やそれぞれが持つ学力は質の高いものでしょう。
言い方は悪いかもしれませんが、その受験生たちを選り分けるのが入試です。
つまり、学校側が設定した難易度をクリアしていけるかが
合否のカギになってくるのです。
そして、その合否は一定の点数で線引きされます。
この点数は試験の仕組みにもよりますが、
基本は四科目の合計点で決まります。
合格を本気で狙っている子たちがつくりだす平均点より
さらに上にある各教科の合格最低ライン。
全ての教科で、学校側の問題に当たり負けしない学力が必要になります。
今回の模試の結果では、
四科目すべてで偏差値の平均値が上昇していました。
子供達みんなが、前回の模試からの一か月間に
頑張ってきた成果だと思います。
ですが、厳しい事を言うと思うかもしれませんが、
模試の偏差値は必ずしも、合格を保証するものではありません。
これからの勉強でも
質の高さを維持しながら続けることが大切です。
最初に、入試問題に取り組み始めた子たちがいると書きましたが、
ただ、やみくもに入試問題を解くだけでは、
学力はのびません。
出来なかった問題、忘れている分野を見直し、
次に同じような問題が出れば、
必ずできるように意識しながら復習しなくてはいけません。
社会や国語の入試問題なら、
ノートを用意して、
間違えた問題の原因やそれぞれに足りなかった知識など
書き込んで、まとめるなどしてください。
これからも、何回か模試がありますが、
模試というのは高い偏差値をとるばかりが目的ではありません。
それぞれが出来ない部分を見つけ出し、気づくための試験でもあります。
出来の良い教科にばかり目をやるのではなく、
出来の悪かった教科ともしっかりと向かい合うチャンスなのです。
のこり101日。
もう100日を切ります。
残された日数で、
四科目の学力を、目標として設定した学校に近づけていかなくてはいけません。
先ほど、偏差値は必ずしも合格を保証するものではないと書きましたが、
逆もしかりで、不合格を保証するものでもありません。
出来なかった問題を、一つずつ出来るように努力していけば、
可能性はゼロではありません。
一つ一つを丁寧に、
勉強していきましょう。