何だか、頭がくらくらしています。
新年度が始まる緊張感からか
今年の受験を終えたという安堵なのか
それとも、君たちとの受験が終わったという寂しさでしょうか。
何とも、気持ちの整理がつきません。
今年の一年は、ロンちゃんも、モジャにとっても特別な一年でした。
2019年の中学受験では、2018年度に比べて小学6年生の児童数が増え、
それ以上に中学受験率も上がり、厳しい受験になりました。
その厳しさを、昨年は痛いほどに実感させられました。
その時に味わった口惜しさは、塾として実績を出せなかったという事よりも、
自分たちを信頼してくれた子たちの願いをかなえられなかった無力感からきたものでした。
そして、今年2020年度の受験。
多くの学校の結果を見れば、2019年度以上に厳しいのものでした。
共学、付属という人気要素を持つ学校はもちろん、
実質倍率が下がっていた女子校、男子校も上げてきたところがありました。
たとえ、倍率が下がったとしても、チャレンジ組が減り、
上位の子たちによる激しい競争になったと思われる学校も少なくありません。
そんな今年の受験では、
初日の思わぬ不合格に涙した子もいました。
それだけ今年は厳しい受験だったのです。
それでも、その子はあきらめずに最後まで戦い、見事、合格を勝ち取っていきました。
中には、前日の塾に帰ってきてからの解きなおしでダメだと思っていた学校から、
翌日に合格を受け取り、塾の前でうれし泣きをしていた子もいました。
この1週間にも満たない期間で、いろいろな涙を流したと思います。
そして、きっと受験という日にたどりつくまでにも、
我々に見えないところで涙を流していた子もいたことでしょう。
2月にたどり着くまでも大変な時もあったと思います。
それでも、最後までたどりつき、中学受験という大舞台に立てたのです。
一口に中学受験と言っても、ここまでたどり着くまでには
君たち自身の頑張りに加え、親御さんたちの協力も必要で、簡単にたどり着けるものではありません。
中学受験というものは、書類を書いて、お金を納めれば誰でもできることですが、
本当の意味で受験にたどり着くというのは大変なことなのです。
それを頑張りぬいた君たちは、本当にすごいと思います。
合格したことももちろんですが、
それ以上に頑張りぬいた君たちを誉めたいと思います
RON塾にとって特別な年になったRON塾15期生でしたが、
毎日溢れんばかりの君たちの笑顔と、ひたむきな頑張る姿を思い出すと、
この特別な一年間が、君たちと過ごせてよかったと思います。
さて、2月6日をもって、15期生の受験に一区切りがつきました。
(卒業といっても、修了会もありますし、
塾に来たければ、また来てくれていいのですが…)
とりあえずは、卒業です。
そして、合格おめでとう。
それでは、RON塾15期生諸君、また笑顔で会いましょう。
君たちの人生に幸多からんことを願って
モジャより