モジャです。
木曜日のかまい補講は、一人一人の自学自習を支えるための時間です。
塾に来た子供たちは、自分なりのペースで勉強を進めていきます。
まず初めに、多くの子たちが取り掛かるのは暗記モノです。
知識がなくては、考えることも深まっていきません。
6年生の中には、受験勉強を始めたばかりの子達もいるので、
勉強する様子を見守りつつ、
一人一人に勉強するコツなどを中心に声かけをしていきます。
金曜日には社会の小テスト、土曜日は各教科の確認テストがありますので、
かまい補講の時間をうまく利用して、しっかりと知識を覚えてほしいと思います。
さて、毎年のことですが、
覚えるペースは、早く終える子、時間のかかる子それぞれです。
しかし、よく観察していると、覚えることに時間のかかる子たちの共通点が見えてきます。
ボーッとしている時間が度々あったり、
字を書かずに覚えようとしているのかプリントと「にらめっこ」するだけだったり、
覚える勉強をしているはずなのに、机の上にダラーッと寄りかかっていたり、
あとは、いつまでもおしゃべりを続けていたりします。
側で見守る立場からすれば、効率的に頭の中に知識が入っていくとは思えないやり方です。
覚えるのが早い子達を見ていれば気づくと思いますが、そんなやり方はしていないはずです。
その上、社会のプリントを覚える時間も、
1時間、2時間など長い時間をかけることなく、
本人たち曰く、20分、30分あれば覚えられているのです。
これは、暗記は時間がかかる、面倒臭いと思っている子達に、ぜひ知っておいてほしいことです。
本気で覚えようと覚悟を決めてやれば、案外、早く終えられるものなのです。
ダラダラと勉強している子ほど、
時間をかけた割には、その成果が現れずにテストの点数が低く、
「もっと勉強しなさい」と叱られたりしていくのです。
それに対して、集中して勉強をすれば、
思っているよりも早く終わって、
自分の自由にできる時間が生まれ、
さらに、テストもいい点数で、「頑張ったね」と褒められるのです。
今日のBクラスで実際にあったことですが、
覚えるのに時間がかかっている子たちに、時間を指定してテストをしてみました。
そうすると、覚えるための勉強をしていなかった部分にもかかわらず、
それまでかけていたよりも短い時間で覚えきれたのです。
理由は簡単です。
モジャに言われて、ダラダラ勉強をやめたからです。
「やらなくちゃ」という意識一つで変われたのです。
要するに、勉強する上で肝心なのは、自分で決めてやるということなのです。
心の底から、「やるぞ」と決めることが大切なのです。
そういう思いを持って向かっている子は、大変だという思いはあるとは思いますが、
勉強を只々、辛く、苦しいものばかりであるとは感じていないはずです。
実際の入試でも、「自分の手で合格をつかむぞ」と覚悟を決めている子ほど本番で結果を出すものです。
自分の好きにする時間がほしいと思うなら、なおさら真剣に勉強をしましょう。
そうすれば、勉強も遊びも充実していくはずです。
「よく学び、よく遊べ」ですよ。