近年の中学受験の算数は、ひと昔と比べるとひねった問題が多くなってきました。
詰め込み学習が批判され
創造力や理解力など思考力的なものを問われることが増えてきました。
近くの学校で言うと、三田国際の算数はかわった問題が多く決まったパターンがありません。
2年前ぐらいに、三田国際(MST)で3名中3名、合格を頂きましたが
他校のような学校対策らしいものが、三田国際に関しては少なく
本番でやってみないとわからないのが本音でした。
でも、本番で見事全員合格しました。
また、今年の19期生の卒業生もそうでしたが
入試本番、算数の手ごたえはどうだった?と聞くと
ほとんどの子が『力が出せた』と返事が返ってきました。
なぜ?このように、本番で「力を出し切れる」のか・・・
それは3年間の算数の歩みの結果だと考えています。
RON塾の算数は、
4年~5年生の内容は大手塾と比べると、最弱だと思っています。
基礎中心の演習プリントで
パターン化された問題が多く、ある意味詰め込み学習ともいえます。
しかし、1つ1つの問題を正しく理解するには
とても有効なプリントです。
そして
「わかる」という繰り返しが
「できる」に変化してくると、自信がつき、塾が楽しく、勉強が楽しくなってきます。
また、理解することが深まってゆくと
受け身ではなく、積極的な勉強へ変わっていきます。
最弱だけど・・・
子供たちが頑張りたいと思える算数を
原点(はじまり)にして
その算数を積み重ねてゆくからこそ、大きく成長していくと考えています。
今年の合格実績を見てもらうと、わかると思いますが・・・夢のような結果でした。
6年生のはじめのころを思い返すと・・・
ひとりひとりの成長が本当に大きく、強く、たくましく成長した結果の証です。
今年の卒業生たちは・・・
4月の首都圏模試で、算数で偏差値60越えは7名で、偏差値70越えは0名からのスタートでした。
そして、5月6月・・・夏期講習で一歩ずつ成長していき
9月の首都圏模試の算数で、偏差値70越えが7名になり
偏差値60越えは合わせて15名になっていました。
また、11月の首都圏模試だったと思いますが
2科受験者がおよそ1万3千人の中、150点中145点で全体順位2位をとった子もいました。
ここまで成長した理由は、3年間の算数で築き上げることを意識し
4~5年生で基礎中心の学習範囲の中で
わかることが嬉しくて、塾の勉強が楽しい だから 頑張れる
その気持ちづくりができたからだと思っています。
6年生の算数の歩みは後日書きたいと思います。(つづく)